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ファーウェイCFO逮捕でリスク回避
6日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は417円安です。中国の大手通信メーカーのファーウェイのCFOがカナダ当局に逮捕されたことで、米中貿易摩擦への警戒感が改めて強まり、リスク回避の売りが広がりました。先物主導で下げ幅を広げるなか、北朝鮮を巡る地政学リスクも再燃したことも見切り売りを誘い、一時610円超まで下落する場面がありました。
突っ込み警戒感を意識
大引けにかけて買い戻しが入り、東証1部売買代金は概算で2兆7165億円へやや増加しましたが、値下がり銘柄数が1828と全体の87%を占めるほぼ全面安商状で、ここまで堅調に推移していた中小型株にも値を崩す銘柄が目立ちました。年末高期待が一転悲観ムードに変わってしまいましたが、日経平均の下げ幅は3日間で1000円を超えており、短期的な突っ込み警戒感が意識されます。
全般下げ止まりを確認
ピックアップ銘柄のソースネクスト(4344)や乃村工藝(9716)、任天堂(7974)、三精テクノ(6357)、ハリマ化成(4410)、タキロンシーアイ(4215)、ジャムコ(7408)はいずれも反落あるいは続落となりましたが、あす、全般下げ止まるようなら、個別に切り返す銘柄に押し目買いを入れたいと思います。短期値幅取り候補は打診買いを入れたDIT(3916)とNCS&A(9709)が新値をとりましたが、ほとんどの銘柄が地合い悪に押されており、より強い銘柄に絞り込んで噴き値を狙う一方、動きの鈍い銘柄は戻り売りで対処する方針です。
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