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一時下げ幅700円越え年初来安値
20日の東京市場は大幅続落となりました。日経平均は595円安で3月23日に付けた年初来安値をを割り込んでいます。FOMCの結果を受け米国株が大幅に下落した流れを引き継ぎ、リスク回避の動きが強まりました。上海や香港などアジア株安がマインドを冷やし、時間外で米株価指数先物が下げに転じたことから、後場一段安となり、一時下げ幅は700円を超しています。
年末高への期待萎む
東証1部の値下がり銘柄数は2047と全体の96%以上を占める全面安商状で、新興市場では東証マザーズ指数の下落率が5%を超えました。追い証の発生に伴い、がまとまった規模の売りが出たようです。年内受け渡しはあすと週明けの2日間で、3連休を控え換金売りも強まりやすく、軟調な展開を覚悟せざるを得ないでしょう。中小型株が仕切り直されると見ていましたが、年末高への期待が萎むかたちになりました。
安値叩かず戻り売りで対処
ただし、東証1部の新安値が1073と半数を占めるなど投げ売りも出ており、当面の底値は近いでしょう。一段安局面では越年を前提にピックアップ銘柄のソースネクスト(4344)やハリマ化成(4410)など収益上振れ期待が強い好業績株に打診買いを入れたいと思います。短期値幅取り候補ではショートのシュッピン(3179)とブレインP(3655)は安寄りの後も下げ幅を広げましたが、あすの寄り付きの動きを見たうえで判断、買い銘柄については安値を叩くことなく、戻り売りで対処したいと思います。
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