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先行きAIによる自動売買が席巻す
昨年末の暴落からの戻りはニューヨーク市場に比べて鈍く、東京市場は混沌とした状況が続いている。戻りが鈍い要因は色々あるだろうが、改めて思うことは個人投資家が少なくなっていること。筆者の周囲でも暴落の度に株式投資をやる方は少なくなっており、先行きAIによる自動売買が席巻するのでは危惧するほどだ。
提案する側も育っていない
そんなときに最近は放置状態にしていた対面口座の証券会社から電話が頻繁にかかってくる。以前は国債を勧めていたが、昨年夏に新たに担当になった営業マンは、最近だと、株主優待に手厚い企業を推奨してくる。国債にしても優待銘柄にしても筆者の感覚では誰もがネットで調べれて、そのままオンライン証券で格安の手数料で注文できる。ひと昔なら独自のチャート分析力や情報で銘柄を提案してくる職人的な営業マンが多くいた。筆者に電話をしてくる営業マンも勉強熱心だが、北浜が全盛期だった頃と違う。個人投資家も育たないが、それを提案する側も育っていない。AIや独りで考えるネット取引だけでは個人投資家は増えない。原点回帰が必要だ。
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