後場は膠着感強まる
4日の東京市場は小幅に続伸しました。日経平均は11円高です。日米通商交渉の進展期待や上海株が堅調に推移したことで、前場はじり高歩調となりましたが、手がかり材料に乏しいなか、後場は膠着感が強まりました。米ハイテク株高や為替が11円40銭台と円安水準で推移していることから、引き続き半導体関連が買いを集めましたが、後場からは値を消す展開で、中小型株には急失速する銘柄も目立っています。
日経平均は日足Gクロス
ただ、4月は海外投資家が買い越すケースが多い月で、上値は重いものの、下値の堅さも意識されました。日経平均は日足がゴールデンクロスしており、あす以降は上昇してくる5日線を支持ラインに上値トライが期待できそうです。10連休を前に積極的に上値追う動きは限られるでしょうが、下値はショートカバーが支え、底堅い展開が続くと見ています。
アルチザ、リーダー電がしっかり
ピックアップ銘柄のイボキン(5699)、カプコン(9697)、チームスピ(4397)は底堅く、短期値幅取り候補では電算シス(3630)や後場に打診買いを入れたアルチザ(6778)、リーダー電子(6867)がしっかり。きょうは内需が利食われる一方、電気機器や自動車など景気敏感株に人気がシフトしましたが、あす以降も物色の流れを見定めながら、動きのいい銘柄を狙っていく考えです。
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