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続落も高値引け
30日の東京市場は続落しました。日経平均は60円安です。米中摩擦長期化による世界景気の減速が警戒され、前日の米国株が大幅に続落した流れを引き継ぎ、リスク回避の売りが先行しました。為替が円高に振れ、上海株が反落したことも重しになり、前場は190円超まで下落しました。ただ、後場に入ると日銀ETF買いへの期待から下げ幅を縮め、マイナスながらきょうの高値で取引を終えています。
ハイテクセクターに突っ込み警戒感
日経平均はフシ目の2万1000円を割り込みましたが、連休明けから売り込まれてきたハイテクセクターは当面の突っ込み警戒感が意識されているのでしょう。下げ渋りから反発に転じる銘柄が増えてきました。一方、高値圏にあった中小型株が利益確定売りに値を崩すケースが目出ち、マザーズ指数が大幅に反落しています。また、中国が米国への対抗措置としてレアアース輸出制限を検討していることを受け、関連銘柄が物色されました。
銘柄の絞り込みかける
ピックアップ銘柄ではレアアース関連株の一角に位置づけられるイボキン(5699)が後場から上昇に転じ、高値を更新しました。米中関係が泥沼化するなか、関連銘柄は当面マークが必要のようです。一方、そーせい(4565)は利益確定売りに続落となりましたが、目先調整一巡から出直ってきた日ホスピス(7061)を買い直しました。短期値幅取り候補では識学(7049)を噴き値売りしたほか、高値圏で値動きが鈍った数銘柄の損益を確定して、絞り込みをかけています。
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