FOMCの結果受けたNY
昨日の東京株式市場は反落しました。概ね2万1500円~800円でのボックス相場を形成しており、一昨日はその上限に、昨日はその下限に動いたに過ぎません。この記事が掲載される頃には注目のFOMCの結果が出ています。恐らく0.25%利下げでしょうが、その後のNYがどちらに傾いているのか。それによって新しいトレンドが生まれるかもしれません。
リバランスによる下げ
本日より日経平均採用銘柄が入れ替わります。千代田化工建設が2部降格することでバンダイナムコHDが新たに採用されます。両社の株価に開きがあるため、リバランスによる他の採用銘柄への売り圧力が昨日の下落要因でしょう。特殊要因による株価下落ですので、昨日の下落は気にする必要はありません。問題はFOMCでの追加利下げを示唆するコメントが出てくるのかどうかではないでしょうか。
Kudanを注視
個別で面白そうな銘柄をひとつ見つけました。まだ買いと言える段階ではないのですがKudan(4425)を注視していきたいと思います。このKudanはコンピュータの眼にあたるAP(人工知覚)を専門に研究開発し、ソフトをライセンス化して提供している会社です。
高値は2万5160円
上場は昨年12月20日で1万4000円で寄り付きました。その後、2月27日には2万5160円まで上昇しましたが、その後はズルズルと値下がりし、29日には9240円まで下落しました。そして30日に1040円高し、昨日は一服商状となっていました。
ロボティクスなどニーズ
四季報・夏号には「自動運転やロボティクス分野などのニーズが高まり、主力のAP技術のライセンス収入が企業向けに伸びる。つれて製品納入も着実増。人件費や研究開発費の増加をこなす。営業外で公開費用や為替差損なくなる。成長投資優先で配当は先」としています。
PSR中堅上場企業トップ
一昨日の急騰はNext1000(成長への市場の期待が大きいことを示す株価売上高倍率〈PSR〉が中堅上場企業でトップになったことに起因しています。PSRは6月末の時価総額を予想売上高で割った倍率で、124.7倍にのぼりました。業務内容が自動運転やロボティックス分野など、今後拡大が見込まれることから、面白そうではないでしょうか。
20日線抜けから期待
株価は一昨日の急騰で5日線を回復しましたが、上値は20日線で押さえられました。現在20日線は1万0465円近辺を走っており、ここを抜け出せば期待できると思われますので暫しウォッチしていきたい銘柄です。
日々勇太朗
相場見通し
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