上げ100日下げ3日【転ばぬ先のテクニカル】

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ダブルトップ確定

昨日の東京株式市場は急反落し、2万3000円台を割り込んできました。一昨日は75日移動平均線を回復しましたが、それも一日天下。28日の安値を割り込むと同時に1月8日安値も割れたことで、12月17日と1月17日の2万4000円台でのダブルトップの形が確定しました。となると目指す下値のポイントは26週移動平均線の走る22600円近辺や一目均衡表・週足・基準線の位置する2万2172円がターゲットでしょう。

パウエル議長会見の発言

昨日の急落は台湾市場の暴落気味な急落が投げ売り要因としては大きかったのでないかと思いますが、やはり世界の金融市場の中心はNY市場であり、今後の動向には注意が必要です。FOMCは予想通りの現状維持ではありましたが、パウエル議長の記者会見では新型コロナウイルスに関して中国経済に打撃を与える可能性を言及したことと、声明で超過準備への付利にテクニカル的な調整を行ったとしたことで、短期金融市場の安定維持を目的としたプログラムを少なくとも4月まで継続するということですが、日々の金融調節における資金供給額の減少が株式市場に悪影響を与えることが考えられます。

NYダウはリバウンド終了の可能性

そのためNYダウは上げ幅を200ドル以上削り、29日の日足ローソク足は上髭の陰線形成。20日移動平均線や5日移動平均線を割り込んで取引を終えています。24~27日に残していた日足の窓を埋めて失速したことで、リバウンド終了の可能性が高まりました。

いち早くロスカット

それにしても「上げ100日下げ3日」という相場格言がありますが、マザーズ市場はまさにそんな形です。この1週間の下落はきつく、あっという間に昨年8月安値を割り込んでしまいました。流れがおかしいと感じた時はいち早くロスカット。指数や個別銘柄でも5日移動平均線や20日移動平均線など下値のテクニカルサポートを割り込めば、機械的に現金化して様子をみることをせねば傷口は広がる一方であり、投資家は肝に銘じて行動を起こさねばならないことを忘れてはいけません。

日々勇太朗




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