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後場一気に値崩す
1日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は851円安です。新型コロナウイルス感染拡大への懸念が高まるなか、前日の米国株の反落や日銀短観で大企業製造業DIが悪化したことを受け、終日売りが優勢でした。前場は中国経済指標の大幅な改善や日銀ETF買いへの思惑から下げ渋っていましたが、後場は時間外の米株指数先物が下げ幅を広げたことをきっかけに売り仕掛けが入り、一気に値を崩しています。一時1000円超まで下落し、1万8000円台を割り込む場面がありました。
むしろ首都封鎖を催促
日経平均は25日線に上値を抑えられるかたちで下放れており、どうやら自立反発は一巡したようです。新型コロナウイルス感染拡大で米経済はリセッションが確実視されており、国内では感染の勢いが増し、東京市場はむしろ緊急事態宣言を催促しているように見えます。当面は2番底を探りにいくことになりそうで、まずは直近安値水準の1万7000円近辺までに下げ止まるかを見極めたいと思います。
動きのいい材料株には割り切り対処
推奨銘柄については利食い、損切を含めて大半を戻り売りしており、当面は全般の底打ち反転を待ちたいと思います。ただ、テレワークやオンライン医療・教育、巣ごもり消費など新型コロナに関連する材料株は個別にぎわっており、推奨銘柄でもチエル(3933)が大幅高、ファイズHD(9325)も堅調に推移しました。引き続きチャンスがあれば動きのいい材料株には割り切って対処したい考えです。
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