米ダウ先物に翻弄される!!【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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ヘッジファンドなど投機筋が暗躍

現在の日本株式市場はヘッジファンドなど投機筋の米ダウ先物と225先物を利用したプログラム売買で乱高下が激しい。4月7日225先物が9時10分に1万9150円を付けた後にダウ先物が売られ始めてマイナスに転じると、225先物は1万8520円まで急落。その後、ダウ先物の上昇幅が拡大すると1万9150円まで戻した。上下の幅は630円にもなる。

プログラム売買で乱高下

7日の夜間取引ではダウ先物がさらに上昇幅を拡大したことで、225先物は1万9860円まで上昇した。しかし、ダウ先物がマイナスに転じるとシカゴ225先物は1万8975円で終えた。夜間の高値から885円も下がった。8日の日経平均もダウ先物と225先物を利用したプログラム売買で乱高下した。9時寄り付き前のダウ先物は50ドル程度上昇、225先物は1万9040円、日経平均は100円程高い1万9047円で始まった。その後、ダウ先物売り・225先物売りのプログラム売買が拡大すると、ダウ先物が100ドル超下落、225先物は1万8710円まで売られた。

相場操縦の何者でもない

その後、一転しダウ先物買い・225先物買いのプログラム売買が継続して入り、ダウ先物が200ドル超上昇すると14時52分に日経平均は500円高の1万9454円を付けた。225先物は1万9440円。その後、ダウ先物売り・225先物売りのプログラム売買が加速するとマイナスに転じ、225先物が大引けの15時15分に230円安い1万8920円で終了。高値から僅か22分で520円も下げた。
このようにヘッジファンドなど投機筋はダウ先物と225先物を自分の都合の良いようなアルゴシステムを用いてプログラム自動売買を繰り返して株式市場を操っている。これは相場操縦の何者でもない。

投機筋排除は最も有効な株価対策

このような価格操作を行っている業者を排除し、健全で公正な株式市場を構築することが必要だ。ダウ先物やシカゴ(CME)225先物、シンガポール(SGX)225先物を駆使しプログラム売買を繰り返すヘッジファンドなど投機筋を排除することが日銀のETF買いを2倍に増やす事より、最も株価対策として有効な経済対策となる。10兆円を超える国民のお金を使わずとも、シカゴCMEとシンガポールSGX市場から225先物を上場廃止するだけで日本株式市場は蘇るのだ。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はJMC(5704)、Kudan(4425)、Macbee Planet(7095)。

4月13日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。20年間にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。




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