新型コロナ再度、市場揺るがす可能性
昨日の東京株式市場は続落しました。24日のNY市場では新型コロナ感染者数の急増(1日の感染者数が過去最高の36000人)を受け、ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカットの3州の知事が、新規感染者数が急増している州から訪れる人に14日間の自主隔離を義務付けると発表したため、再びロックダウン(都市封鎖)に向かうことへの警戒感からリスク回避の売りが膨らみました。日本時間においては来月17日再開予定だったカリフォルニアのディズニーランドが無期延期との報道。再度、マーケットを揺るがす可能性が出てきました。
NYダウ、S&P500は2段下げへ
NYダウは今月2度目の急落となりましたが、前回と今回とでは意味合いが違います。11日の1861ドル安の時は25日移動平均線が下値支持線として機能しました。しかし、昨日の710ドル安では25日移動平均線を割り込んできたことで、11日の急落よりも危機感が募ります。今後、終値ベースで25128ドル、ザラ場ベースで2万4843ドルを割り込むと二段下げとなります。
S&P500指数は昨日の下落で5日及び25日移動平均線を割り込みました。3020ポイントに走る200日線を割り込むと同時に終値ベースで3041ポイント、ザラ場ベースで2965ポイントを割り込むと、こちらも二段下げとなります。
ナスダックは健在もアップル次第
結局、NYダウとS&P500は11日の急落時に空けた日足の窓を埋めることが出来ておらず、アイランドリバーサル形状のままです。一方、ナスダックは5日移動平均線を割り込んだに過ぎません。こちらのトレンドは健在ですが、それはアップル株価に依存しているために、今後はアップルの動向次第ということでしょう。
日経平均は200日線サポートするか
日経平均は2万2479円~2万2423円に日足の窓を空ける下放れとなりました。5日移動平均線を割り込み、25日移動平均線(2万2221円)にタッチしてきました。ここを割り込むと2万1831円に位置する200日移動平均線がサポートできるのかどうかです。TOPIXのほうは5日、25日、200日移動平均線を割り込んできており、風雲急を告げる状況となってきました。
日々勇太朗
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