田中化学研が急落し新安値、22年3月期大幅増収も費用先行で赤字拡大

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 田中化学研究所<4080>が急落、年初来安値を更新した。12日取引終了後に発表した21年3月期の単独決算は、ニッケル、コバルトの国際相場上昇で営業損益2000万円の赤字(前の期13億6500万円の赤字)と前回予想の5億円の赤字から改善し赤字が大幅に縮小したが、2年3月期は6億5000万円の赤字と赤字拡大を予想したことを嫌気した売りがかさんだ。リチウムイオン、ニッケル水素電池向け正極材料の増産で、売上高は330億円(前期比45.0%増)と大きく伸びるが、減価償却や労務費など費用が先行する。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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