日本航空<9201>が続落。日本経済新聞電子版が「劣後ローンなどで3000億円規模の資金調達を実施する方向で検討に入った」と報じた。新型コロナウイルス禍の長期化で航空需要が想定以上に低迷しており、当面の運転資金を予防的に確保して財務基盤を強化する。国内ではワクチン接種が進む一方、需要回復が遅れている航空業界の苦境は続いている。同社は2020年に公募増資で約1800億円を調達したばかりだが、再度の大型資金調達に踏み切るとしている。希薄化につながる公募増資ではなく、資本性のある借り入れでの資金調達ながら、アク抜けにはつながらず、現状の厳しさを再認識させる形になった。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄
コメント