荒川化学工業<4968>が3日ぶり反落。同社は1日の取引終了後、今22年3月期の第2四半期累計(4~9月)決算を発表、連結売上高で当初計画の390億円に対して396億6700万円(前年同期比23.1%増)、営業利益で18億5000万円に対して24億7500万円(同2.6倍)、純利益で12億円に対して17億3300万円(同2.4倍)と計画超で着地したが利益確定売りに押された。宇根高司社長は「高付加価値製品の拡販などが順調に進捗した」とし、機能性コーティング材料用の光硬化型樹脂は自動車関連分野や5G関連分野での販売が引き続き堅調に推移、製紙・環境事業も紙力増強剤の販売が国内外ともに伸びている。通期は売上高で790億円から800億円(前期比13.4%増)へ、営業利益では26億円(同20.2%減)を据え置き、純利益では16億5000万円から17億5000万円(同19.3%減)へ修正しているが、原料価格上昇や中国での電力不足の影響、千葉アルコン製造における水素化石油樹脂設備の償却費計上で慎重に見ている。
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