ナスダック指数の動き注視【記者の視点】

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日経平均は一時2万8000円割れ

1月第2週の東京市場はパウエルFRB議長の公聴会での証言で、3月の利上げを主張する当局者とは一線を画し、慎重な発言にとどまったことで長期金利が低下し、12日には日経平均で2万8800円台まで戻す場面があったが、ブレイナード理事が13日に3月に想定される量的緩和の縮小(テーパリング)が終了次第、利上げを開始できる態勢にあるとの認識を示したことで再び金利上昇懸念が高まりグロース株売りが加速、ナスダックの大幅安から14日の日経平均は一時2万8000円を割れる場面があった。

週明けは反発スタートか?

ブレイナード理事はこれまでハト派と見られていたことから、13日の発言で一転タカ派に転じた衝撃は大きかったようだ。日経平均は2万8000円を意識して週末は2万7889円21銭まで金利上昇後に戻す動きで、週末のニューヨーク市場はダウは下落ながらナスダック指数は反発し、225先物もナイトセッションでは2万8290円まで戻している。これを受けて週明けは反発スタートが予想されるが、10日に200日線割れから戻していたナスダック指数が再び200日線割れとなれば、東京市場も再び下値模索の懸念が高まろう。

ASML決算次第では半導体不足懸念再燃か?

今週は海外での主要企業の発表控える。その筆頭はオランダの半導体製造装置大手であるASMLホールディング。決算自体は好調な内容がコンセンサスだが、年明けに発生した工場火災の追加情報次第では、世界的な半導体不足懸念が再燃しよう。その場合、トヨタ自動車(7203)など大手自動車メーカーの生産不安も再び高まる可能性がある。この他、米国では19日にP&G、20日にネットフリックスが決算発表を予定している。国内では17日に日銀金融政策決定会合で18日は黒田総裁会見。決算は週末から3月期企業の第3四半期発表がスタート、トップバッターとして21日の東京製鉄(5423)に注目。。

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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