ハリマ化成Gがインキ脱離用プライマー開発

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高まるリサイクルニーズに対応

ハリマ化成グループ(4410)はプラスチック基材から印刷層を容易に脱離させることができる「インキ脱離用プライマー」を開発した。プラスチックの循環型リサイクルに貢献する製品で、プラスチックをリサイクルする際、表面に印刷されたインキを簡単に除去することができ、再生用途の可能性を広げると期待されている。
プラスチック基材と印刷層の間にプライマーを塗工しておけば、リサイクル時にアルカリ水を用いることで印刷層をスムーズに脱離。ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリオレフィンなどのプラスチック基材に対する密着性が高く、塗工性にも優れる。
さらに、インキとの密着性も高く、印刷層に含まれるインキ溶剤に対する耐溶剤性があるため、インキを変える必要がなく、従来の印刷方式ならではの発色や光沢を維持。また、インキだけでなく、ハードコート、粘着層、離型層への対応が可能で、様々な用途への展開が期待できる。
同社では樹脂合成で培ってきた技術を活用、高まるフィルムリサイクルニーズに応えていくとしている。

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