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2Q赤字も一部で販売価格転嫁進む
ハリマ化成グループ(4410)の24年3月期第2四半期累計の連結決算は、売上高452億7200万円(前年同期比3.5%減)、営業損益6億700万円の赤字(前年同期21億9900万円の黒字)で着地した。欧米の粘接着剤用樹脂が低迷、中国の紙、板紙の生産減少で売上が伸び悩み、エネルギー価格高騰などによる製造原価上昇が損益を圧迫した。ただ、電子材料がはんだ材料事業の買収により4割超の増収増益になり、印刷インキ用樹脂や合成ゴム用乳化剤など樹脂化成品は原材料価格高騰分の販売価格への転嫁が進み、前年同四半期に比べ売上高が増加した。
通期は売上高910億円(前期比3.7%減)、営業損益14億円の赤字(前期17億600万円の黒字)と前回予想を据え置いた。
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