今週も重要イベント満載!【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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週末19日は波乱の動き

4月第3週の東京市場は、週末19日に一時、日経平均で1300円以上の下落幅となり、一時3万7000円割れとなる波乱の動きとなった。
半導体製造装置大手の蘭ASMLホールディングの決算が振るわず、その翌日には台湾センダクター(TSMC)が半導体の見通しについて下方修正したところにイスラエルがイランに報復攻撃したと伝わると、リスク回避の動きから下げ幅を加速させたが、その後は、イスラエルの報復攻撃と思われる攻撃の内容が想定されたほどではない内容と伝わると3万7000円を回復して引けている。

週明けは小動きのスタート?

週末19日のニューヨーク市場についてはダウは211ドル高で続伸、一方、ネットフリックスの決算悪などが影響してナスダック指数は22年10月上旬以来、およそ1年半ぶりに6日続落して引けている。ナイトセッションの225先物は2万7100円で引けており、週明けは小動きのスタートで、ハイテク株が再度売られるのか、下げ止まるのかを注視する必要がろう。

イラエル、イラン双方とも更なる事態の深刻化を避ける

イスラエルのイランによる19日の報復攻撃については、イランのアブドラヒアン外相は米NBCのインタビューで、「現時点でイスラエルとの関連は証明されていない」としたうえで、「イスラエルがイランの利益に反する行動を取れば、イランは迅速かつ最大限の対応を取る」と警告しながらも、「もしそうならなければ、これで終わりになる。結論は出ている」と報じれており、スラエル、イラン双方とも更なる事態の深刻化は避ける雰囲気になる。

国内外で決算発表が本格化

今週は国内外で決算発表が本格化し、海外では24日にメタ、25日にアルファベット、25日にマイクロソフト、国内では25日にキーエンス、26日にNECやアドバンテストが控える。加えて25日から日銀金融政策決定会合が始まり、26日には植田総裁会見が控える。
週末にはゴールデンウイークを控えて手仕舞い売りもあるだろう。下げ過ぎからリバウンドを期待したいが、まずは様子見から5月連休明けまで余力を残しておきたい。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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