週明け反落スタートで膠着感強い【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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ナスダック指数は5日続伸で連日の最高値

6月第1週の東京市場は、米FOMCや日銀金融政策決定会合などイベントの多い週だったが、基本的に日経平均では3万9000円台に乗せると戻り売りに押される上値の重い状況が続いた。
注目された米FOMCでは、現状維持となり、年内の利下げ回数も市場予想の2回から1回に予想が引き下げられたが、FOMC声明で「物価目標に向けて緩やかながらもさらなる進展があった」と指摘し、前回の「進展を欠いている」から表現を改めたことが安心感となった。5月の米CPIも前月比の上昇率が横ばいとなり、市場予想を下回ったことで、インフレ懸念が後退し、週末のニューヨーク市場ではダウは4日続落ながらもナスダック指数は5日続伸で連日の最高値を更新して引けている。

3万8500円割れまで急反落か?

一方、日銀金融政策決定会合では国債購入の減額方針を決めた半面、具体的な計画は7月末の次回会合で固めると表明したことで14日の東京市場は波乱の動きにはならなかった。ただ、植田日銀総裁の会見で長期国債の買い入れの減額が「相応の規模になる」と語ったことに反応してか、ナイトセッションでの225先物は16時30分の取引開始直後から断続的に売りに押される展開で一時は3万8230円まで急落する場面があった。週明けこの動きを見て3万8500円割れまで急反落するスタートとなりそうだ。

6銘柄の新規公開

今週は米国では18日に5月小売売上高と5月鉱工業生産・設備稼働率の発表を控えるが19日は奴隷解放記念日で休場になることから米国発の材料に乏しい。一方、国内もイベントに乏しく、個別ではインテグループ(192A)は6銘柄の新規公開が控える。全般は長期金利と為替の動きを睨みつつ膠着感の強い展開で、新規公開銘柄を含めた個別銘柄の局地戦となろう。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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