日経平均4万円が見えてくる【記者の視点】

記者の視点|企業速報 証券市場新聞
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予想に反して強い動き

6月第4週の東京市場は日経平均で25日に3万9000円台を回復すると上昇基調を強めて週末には3万9800円台に迫る場面があった。
明確な買い材料は見当たらないようだが、ニューヨーク市場で25日に調整を続けていたエヌビディアが急伸し、ナスダック指数が最高値を更新したことで東京市場では半導体関連を筆頭に主力銘柄が買われたことがけん引した。加えて7月の日銀会合での利上げ思惑から銀行株の値動きが良く、TOPIXに関しては3月の最高値2820.45ポイントが視野に入る強さだった。日経平均に関しては長らく3万8500円を中心にボックス圏での推移となり、上値の重たさから下値模索を予想する向きが多かった。予想に反して3万9000円を抜けて強い動きになってきたことから先物オプションではコールの売り方の買い戻しなどを交えて指数の上昇に拍車をかけたと思われる。

ナイトセッションは3万9820円まで上昇

週末28日のニューヨーク市場に関してはダウは前日比45.20ドル安と3日ぶりに反落し、ナスダック指数も一時18日に付けた最高値の1万7862を上回り、1万8000台に乗せた後は利益確定売りに押され、4日ぶりに反落した。ただ、ダウについては決算悪から急落したナイキ1銘柄で120ドル押し下げており、月末に絡む機関投資家によるリバランス売りも指摘されていたことから想定内の動きと思われる。NY市場が下落しながらもナイトセッションでの225先物は3万9820円まで上昇している。週明けは続伸のスタートで、寄りでの買い一巡は短期的な利益確定売りに押される展開が想定されるが、押しが浅いなら4万円に接近する可能性も否定できない。

重要指標の発表が相次ぐ

今週は米国で1日に6月ISM製造業指数、3日に6月ISM非製造業指数、6月ADP雇用統計、5日に6月雇用統計と重要指標の発表が相次ぐ。加えて4日は独立記念日でニューヨーク市場が休場で、4日に英下院総選挙、7日にフランス下院総選挙が控える。これらを考慮すれば様子見気分が拡がりそうだが、それでも東京市場が強い動きなら、個別物色が拡がりそうだ。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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