波乱の展開
9月第1週の東京市場は波乱の展開となった。米国で経済指標が相次ぎ発表されることから警戒感は強かったが、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した8月の製造業景況感指数が市場予想日届かなかったことを受けて3日のニューヨーク市場でダウが3日ぶりに600ドル以上の大幅反落となると4日の東京市場は1600円を超える大幅続落となった。
7日の米国市場は大幅安
そして週末に発表された8月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比14万2000人増とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想の16万1000人増)届かず、6月と7月はいずれも下方修正された。米雇用統計が発表された日本時間の21時30分直後は為替は落ち着きを見せて、先物でも買戻しの動きになっていたが、ニューヨーク市場の取引が開始されると売りが拡がり、ダウは410ドル安と続落、ナスダック指数も2.55%の大幅反落となった。
8月の米雇用統計の内容には判断が分かれているが、次回のFOMCでは0.25%よりは0.5%利下げとなる可能性が高く、ソフトランディングよりはハードランディングへの懸念が高まったようだ。
下げ止まる場面を待つ
ナイトセッションの2235先物もニューヨーク市場と為替の動きに連動する形で下げ幅を拡げて1210円安の3万5150円と大幅安で引けている。週明けの東京市場は大幅安でのスタートとなるが、8月5日安値から9月2日高値までの上げ幅の半値押し水準かつ一目均衡表の転換線近辺まで急落することになる。3万5000円は心理的な節目でもあり、この水準を死守するか注視したい。
今週は9日にアップルが「iPhone16」など新製品に絡むイベントを開催、10日に米大統領候補者テレビ討論会が開催され、11日に米8月消費者物価が発表されるが、まずは週明けの東京市場の下げ止まる場面を見極めるしかない。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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