急落後に一服でも楽観できない?【記者の視点】

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円高株安の背中を押したのは?

2月第2週の東京市場は1ドル150円割れの円高とともに値を崩して日経平均は3万8500円割れまで値を崩した。
急激な円高のキッカケとなったのが宮城県金融経済懇談会での高田創日銀審議委員の発言。「上げなど前向きな企業行動の持続性が確認されて経済・物価見通しが実現していけば、利上げで一段のギアシフトを進める局面にある」との内容が伝わるとドル売り円買いが加速し、それと連動して輸出系が値を崩す動きになった。国内長期金利の上昇やトランプ大統領の関税ラッシュでマーケットが気迷いのところに高田発言が円高株安の背中を押した格好になった。

225先物は3万8110円まで急落

加えて、米国では小売り売り大手のウォルマートの通期利益見通しが市場予想を下回り、米景気の不透明感から投資家心理が悪化した。その後、21日のニューヨーク市場でダウは前日比748.63ドル安と下げ幅は昨年12月中旬以来、約2カ月ぶりの大きさとなっている。2月の米国購買担当者景気指数(PMI、速報値)は総合で50.4と前月比2.3ポイント低下し、23年9月以来の低水準となった。悪化の要因となったのがサービス業の景況感で、49.7とおよそ2年ぶりに「不況」水準に落ち込み、市場予想の平均(52.8)を大きく割り込んでいる。これと連動して225先物は3万8110円まで急落しており、3連休明けの東京市場は大幅安でのスタートとなりそうだ。

エヌビディア決算が最大のヤマ場

大幅安に下げ止まったとしても楽観はできない。米国では26日のエヌビディアの決算が最大のヤマ場になる。今回は1月の半導体関連急落のキッカケとなったディープシークの影響をエヌビディアがどう判断するかが最大の焦点。決算が市場予想を上回ることになってもその後のガイダンス次第では値を崩す可能性もある。3万8000円を割り込むと下げが加速する可能性があるだけに慎重な行動が必要だ。

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