小野薬品工業(4528)がマドを空けて急騰、連日で年初来高値を更新した。11日取引終了後に発表した抗悪性腫瘍剤「オプジーボ」の販売実績が計画を上回り、さらに、大幅な伸びを予想したことを受け、買い気が盛り上がった。
「オプジーボ」の売上高は期初予想の35億円から55億円、さらに175億円へ2回上方修正しているが、最終的に212億円で着地した。効能・効果が悪性黒色腫に切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんが加わり需要が増大しており、17年3月期は前期比5.9倍の1260億円を計画している。
証券市場新聞