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東レ(3402)が急伸で高値、20年3月期は上ブレ期待高まる
東レ(3402)が急伸、年初来高値を更新した。証券市場新聞6月24日付3面で既報の通リ、20年3月期業績(営業利益で前期比13.1%増の1600億円)に上振れ期待が高まっている。
セグメント別の営業利益予想を見ると、先行投資負担で落ち込んだ炭素繊維複合材料が220億円(同91.3%増)と急回復、バッテリーセパレータや車載分野の拡大が続く機能化成品が810億円(同19.6%増)と伸び収益をけん引。環境・エンジニアリングも水処理膜を世界規模で拡販することで140億円(同14.8%増)と2ケタ超の増益を見込む。
機能化成品はスマホ向けに懸念が残るが、炭素繊維は「航空機向け増産体制が整い、買収したオランダのTenCateとの連携効果もこれから」(会社側)で、上振れが期待できる状況だ。
by 株価チャート「ストチャ」
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