栄研化学(4549)が続伸、7日ぶりに年初来高値を更新した。23日取引終了後、独HUMAN社とLAMP法による結核遺伝子検査薬・測定装置、マラリア遺伝子検査薬・測定装置の海外市場での販売契約を結んだと発表した。
同社がFIND(ジュネーブ)と共同でLAMP法による結核の遺伝子診断法の開発を進め、2011年から国内で販売しており、世界14カ国で評価試験を実施、昨年、WHOの推奨取得手続きを行った。LAMP法によるマラリア検出試薬は現在汎用されている顕微鏡法やイムノクロマト法では見逃されていたマラリア患者を精度よく見つけ出すことが可能で、今回のHUMAN社との販売契約により、試薬の世界的な普及を進めるとしている。
証券市場新聞