8月相場は荒れやすい【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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フィッチによる格下げ

先週の日経平均は前週末比約566円安と反落した。
週初2日間で約700円上昇しその後2日間で約1300円下落する荒れた展開となった。
週初の上昇では日銀の長期金利上限幅拡大政策を織り込みTOPIXが年初来高値を更新、次は日経平均の高値更新が期待された状況ではあった。
しかし、フィッチによる長期米国債の格下げが発表され米国の長期債の金利が上昇、これをきっかけに大きく売られた。
米国債の格下げはコロナ対策による財政出動の折に示唆されていたことではあったが高値圏での公表に大きな売り材料とされたようだ。

短期ではまだ警戒は必要

今週は国内市場は金曜日が休日となり4日立ち合いとなる。
決算発表も9日に約400社、10日に850社とピークを迎える。
これまで発表された決算ではおおよそ好調なようで日本株に関しては長期的な上昇トレンドは継続されると思われる。
ただ、短期ではまだ警戒は必要である。

75日線を試しに来る可能性も

先週の日経平均の安値は3万1934円と7月12日の安値(3万1791円)を下回らなかったががこの水準を割ってくると75日移動平均線(3万1538円処)を試しに来る可能性は高い。
12日の安値はボリンジャーバンドの-2σ(3万1780円処)の位置するところであり割ってくると下げが加速しそうである。

短期調整を示唆

また、チャートでは13週移動平均線(3万2047円処)が下値サポートラインとして意識されているが週足でこの水準を明確に割ってくると調整色が強くなろう。
新値三本足では陽線3本の後陰転している。トレンドでは短期調整を示唆しており注意が必要である。
米国債の金利上昇が落ち着けはリバウンド相場も期待できるが経験上8月相場は荒れやすい。

今週のレンジは?

今週は8月SQ週でもあり仕掛け売りには要注意である。
今週のレンジは3万1500円~3万2600円を想定する

 

(ハチロク)

 

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