円安により買いが入るか?【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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下値の固さを感じる

先週の日経平均は前週末比約280円高と反発、週足陽線となった。
3万2000円を割り込む場面もあったが7月12日の安値(3万1791円71銭)を割り込むことなく今回も3万2000円割れからの反発となった。
8月のSQ値は3万2013円86銭となったが木曜日の取引でもこの値を割らずに推移し反発、3万2000円処の下値の固さを感じさせた。
また、中国からの一般観光客の訪日も解禁されると伝わりインバンド関連株が買われ上昇に弾みをつけた。

TOPIXの方がしっかり

決算は先週がピークを迎えたが概ね好調な数字となっている。だが、リーダー的な銘柄がなく上昇に力強さはない。
全体も日経平均よりもTOPIXの方がしっかりしており幅広い銘柄が買われているといった感じである。

5日移動平均線が上向く

今週は日本はお盆週に入るため全体の方向感は乏しいと思われる。指数よりも決算内容の吟味で個別物色の展開となろう。
日経平均はチャートでは5日移動平均線(3万2300円処)が上向いてきておりサポートラインとして意識されよう。
25日移動平均線(3万2528円処)が上値抵抗ラインとして機能するほか一目均衡表の雲の上限(3万2657円処)や転換線(3万2659円処)も同水準に位置するためこの価格帯を抜けてくるかがポイントとなってこよう。
この価格帯を抜けてくれば3万3000円台が視野に入ってこよう。

戻り相場のメドは?

戻り相場のメドは6月高値を起点とした上値抵抗ラインの3万3300円処、抜けてくれば高値取りに期待は高まろう。
一方、下値は5日移動平均線、3万2000円、ボリンジャーバンドの-2σ(3万1850円処)が抵抗ラインとなろう。

米国株は方向感の無い形

注目されていた米7月CPIは概ね市場の予想を下回る結果となり利上げの長期化が後退して米国株は一時は大きく買われたが米長期債の利回りが上昇すると株価は失速、方向感の無い形となっている。
だが、為替が144円台後半まで円安に傾いておりこれを好感した買い期待が日本株にはある。方向感はないももの底固い展開を想定する。

今週のレンジは?

今週のレンジは3万2000円から3万3000円を想定する。

(ハチロク)

(ハチロク)

 

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