卯年は跳ねた、辰年は「天井」か?【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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1999年以来の年間上昇率

先週の日経平均は前週末比約295円高と3週連続陽線となった。
「掉尾の一振」で年末高値引けの期待も大きかったが「円高」で高値引けとはならなかった。
年間を通してみると日経平均の上昇幅は7369円となり上昇率は28.2%となった。
この上昇率は1990年以降でみると2013年(56%)、2005年(40%)、1999年(37%)以来の年間上昇率となる。

大幅上昇した要因は?

大幅上昇した要因は米国市場が強かった影響もあるが日本の変化が顕著に表れてきたことが大きかった。
約30年、デフレ脱却が出来なかったがコロナ社会からの解放からは物価の上昇が鮮明になってきた。
まだ十分とは程遠いが労働賃金もじわり上昇、経済が大きく回復し始めた。
東証も「PBR1倍割れ企業の是正」に取り組むなど上場企業に企業努力を迫ったことも評価されよう。

「辰年」は十二支の中で一番上昇率が高い

この流れで「辰年」も更なる上昇を期待したいところである。
「卯年」である今年は相場の格言通り「跳ね」た。
「辰年」の相場の格言は翌年の巳年と合わせて「天井」である。
しかし、「辰年」はアノマリー的にみると十二支の中で一番上昇率の高い干支である。
1949年から2023年までのデーターでみると「辰年」の年間上昇率は27.7%である。
今年も「辰年」の年間平均上昇率で上昇すると約42000円になる。

「変化する日本」を再評価

2年連続の約28%の上昇はなかなか難しいと思われるが「天井」に向けて上昇期待が高まる年である。
製造業における日本ブランドの信用低下、不安定な内閣、超金融緩和の方針変更の可能性など懸念材料は多いが「変化する日本」の再評価を期待したい年である。

(ハチロク)

 

 

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