25日線割れまでは「押し目買い」【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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7週ぶりの週足陰線

先週の日経平均は前週末比約212円安と7週間ぶりに週足陰線となった。
今年に入り1月4日の安値(3万2693円18銭)から13日間で約4291円(約13%)上昇。上げの一服も仕方ないところである。ただ、相場の流れとは一旦とまると再び動き出すのには時間がかかる。

米国や中国の景気後退も影響?

米エヌビディア株に引っ張られる形で日本株も半導体関連株が上昇を牽引、日経平均型で急騰を演出したがインテルの業績不振を受け上昇がストップし調整局面を迎えている。また、モーター世界最大手のニデックが下方修正するなど米国や中国の景気後退も影響し始めているようだ。

決算内容次第ではSQ週に動く?

やはり、更に上を買うには業績の裏付けが必要で決算発表で見極めたいとの動きになっている。
今週から3月期決算の第3四半期の決算発表が行われる。指数よりも個別物色の展開になると思われる。
決算内容が概ね計画通りであればまた2月のSQ週に仕掛け的な買いが入り上値チャレンジする展開も期待できよう。

調整の下値メドは?

チャート的には1月4日の安値(3万2693円)から23日の高値(3万6984円)まで4291円上昇した。
調整の下値メドは上げ幅の三分の一押しの3万5568円処、38.2%押しの3万5345円処、半値押しの3万4839円処となろう。
ボラティリティの高い展開が続いているので上昇時に付けた窓(3万5157円~3万5362円)を埋めに行く展開も十分考えられる。

今週は利食い売りを消化する

5日移動平均線(3万6255円処)は下降し始めたが25日移動平均線(3万4626円処)を割るまでは基本相場のスタンスは「押し目買い」である。
今週は利食い売りを消化するもみ合い相場と想定する。
今週は30日~31日にFOMCが開催される。市場のコンセンサスは金利据え置きだがガイダンスにおいて早期利下げへの思惑が弱まる可能性もあり注意したい。
今週のレンジは3万5100円~3万6200円を予想する。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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