新年度相場では内需株【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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2週間ぶりに週足陰線

先週の日経平均は前週末比約518円安と反落、2週間ぶりに週足陰線となった。
円安により半導体関連株が上昇を牽引していた相場展開であったが鈴木財務相が「行き過ぎた動きにはあらゆる手段を排除しない」と円安を牽制したため警戒感が広がり上値を重くした。

半導体関連株とは違う牽引役が必要

相場は今年に入り3月末まで日経平均で20.6%、TOPIXは17%上昇した。
この伸びは1988年以来、36年ぶりの上昇であるが円安に一服感がでると半導体関連株とは違う牽引役が必要となってくる。

過去の利上げ局面は?

日銀が19日にマイナス金利の解除に踏み切ったが2000年以降に利上げをしたのは3回あった。
2000年8月、2006年7月、2007年2月だが利上げ後150営業日の業種別株価騰落率の平均を取ると首位は不動産業(平均17%上昇)であった。
以下、エネルギー・資源株(12%)、運輸・物流株(8%)となるが内需株中心であった。
今回も不動産株が買われているが4月からの新年度相場では内需株の物色が中心となりそうである。

今週のレンジは?

日経平均は過去最高値を更新したがTOPIXでは最高値(2884.80)を抜けていない状況である。
4月相場はTOPIXの最高値更新をターゲットとした内需株中心の相場展開になると予想する。
しかし、高値圏の現在では押し目買いに徹するのが良さそうである。
今週のレンジは3万9900円から4万1000円を想定する。為替介入を警戒して上値は重そうである。

(ハチロク)

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