市場との対話を重視する日銀総裁【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞
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市場の反応を伺った

先週の日経平均は前週末比約130円高と2週連続上昇し、週足陽線となった。
注目の「中銀ウィーク」だったが結果はほぼ市場の予想通りとなり大きな変化はなかった。
日銀金融政策決定会合では「国債の買い入れ額を減らす」と発表したものの減額額や時期については明確に示さず市場の反応を伺った感じである。

植田流市場との会話

これまでの植田総裁のスタンスを見るとサプライズが起こらないように事前に情報を小出しに市場に伝えその反応を注視し会合で決定しているという感じはする。
これが「植田流市場との会話」なのだろう。慎重すぎるとの見方もあるが今の不安定な日本経済には必要なことかもしれない。

円安に仕掛け難い

次回の日銀金融政策決定会合は7月30日~31日だがそれまでに国債の減額額や期間は市場に伝わってくると思われる。その反応を見て次回の会合で正式決定するのであろう。
国債減額や政策金利の引き上げなど円高要因を残しているため円安に仕掛け難い状況を維持しているといえよう。

内需株からハイテク株にシフトが進む

今週はイベント通過で株価材料に乏しい。
米国は5月CPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)を受け長期金利が低下している。
長期金利の低下により内需株からハイテク株にシフトが進むと思われ日経平均には支援材料となろう。

BOX相場の動きだが?

だが、日経平均は先週も3万9000円台に乗せると売り物が増え3万9000円台を固めることはできてない。しかし、下値も3万8500円程度と底堅い。
収斂するボリンジャーバンドの-2σが3万8171円処に位置し、この水準には4月19日の安値(3万6733円06銭)からの下値トレンドライン(3万8100円処)もあり抵抗ラインとして意識されよう。
一方、上値はボリンジャーバンドの+2σ(3万9276円処)が抵抗ラインとなっている。BOX相場の動きだがボリンジャーバンドが収斂してきておりバンドを抜けてくるとトレンドが発生しよう。

(ハチロク)

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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