中銀ウィークは市場の予想通りで通過
先週の日経平均は前週末比約1142円高と2週連続で週足陽線となった。
注目の米FOMCでは政策金利を0.5%引き下げ、日銀の金融政策決定会合では現状維持となった。
植田総裁の会見でも「7月の利上げの影響を慎重に見極める」とし早期の追加利上げはないと市場は判断、為替は円安に振れ株価は上昇した。
日本株の下振れ懸念をしていた投資家が一斉に買い戻しを入れて大幅上昇となった。
2番底は確定?
8月の安値(3万1156円)から戻り高値(3万9080円)を9月2日に付け中段持ち合いから2番底探りの展開であったが25日移動平均線(3万7447円処)や200日移動平均線(3万7621円処)を抜けてきており2番底を確認できたと思われる。
チャート上9月2日の高値を抜けてくれば2番底確定である。
海外投資家の現物売り過去最大でも日経平均は上昇
また、前週の9月第2週の投資主体別売買動向を見ると海外投資家の現物株の売りが1兆5425億円と過去最大になったようだ。
この間の日経平均は190円高となっており統計の数字に違和感を覚える。
これは「現物買い・株価指数先物売り」という裁定取引の配当金の課税対応が指摘されている。
つまり、裁定取引で保有する現物株の口座が海外にあると日本と海外で2重課税され還付に手間がかかるため国内口座に一時的に移管するため「海外投資家売りの証券会社の自己売買部門買い」が発生する。
10月になれば?
10月になればこの反対が行われるので「海外投資家買いの証券会社の自己売買部門売り」が発生する。
3月、6月、9月、12月と四半期ごとに行われいるようだがクロス商いなので相場には大きく影響はない。
裁定取引の買い残が多い時には「海外投資家の売り」が目立つが「証券会社の自己売買の買い」と合わせて判断することが大事なようである。
27日が権利落ち日
今週は26日が権利付き最終売買日で27日が権利落ち日となる。
大和証券の試算によると権利落ちは日経平均で261円、TOPIXで25.3ポイントとなるようだ。
その権利落ち分の配当が再投資で先物買いに動いた場合、日経平均先物で2000億円、TOPIX先物で1兆1000億円の買い需要が予想されており底固い展開が期待できよう。
今週のレンジは?
チャートでは25日移動平均線や200日移動平均線を抜けて強さを感じる展開となっているが上昇時に窓を開けて上昇してきてるため一服感もでよう。
上値抵抗ラインとして意識されるのは75日移動平均線(3万8298円処)、9月2日の窓埋め(3万8476円51銭)、節目の3万8500円が意識されよう。
一方下値は25日移動平均線(3万7447円処)、窓埋め(3万7394円)、節目の3万7000円が挙げられよう。
今週のレンジは3万7000円~38500円を想定、底固い展開を予想する。
(ハチロク)


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