当面は「選挙は買い」
先週の日経平均は前週末比約970円高と2週間ぶりに週足陽線となった。
先週までの「石破ショック」も円安トレンドにより全値戻しに近い水準まで戻った。
警戒感が強かった石破氏のタカ派的な発言は影を潜め国民は批判的だが市場は安堵しているようだ。
11月5日の米大統領選までは大きなイベントがないため当面は「選挙は買い」のアノマリーで動く可能性は高い。
まだ上昇余地がある
一方、米国株は今週から所謂「強気相場」が3年目に入る。
米国の調査会社によると1928年以降「強気相場」は26回あって底値から天井までの日数は平均で1011日で平均上昇率は約2.1倍だそうである。
現在、S&P500は底入れから約700日経過し約6割強上昇しているが平均から見るとまだ上昇余地があるということだ。
海外投資家の判断は微妙
米国株上昇の恩恵を日本株は受けやすいが今後もその恩恵を受けるかというと海外投資家の判断は微妙のようだ。
米エバコアISIが先週機関投資家を対象に2025年のベストマーケットとみる市場を調査したところ米国が44%、中国が33%、欧州と新興国が11%で並び日本はゼロだった。
また、シティグループは米国株をオーバーウエートにしたが日本株はオーバーウエートからアンダーウエートに一気に引き下げた。
外資系証券言いなりの東証の責任
理由は円安修正により日本企業のEPSが伸び悩むが中国は景気回復期待が高まるということだ。
更に8月の「円キャリートレードの巻き返しショック」のように日本株はボラティリティが欧米に比べ高すぎることが中長期投資の海外投資家が敬遠する理由のようである。
海外投資家と一括りにしていたが8月の暴落により結局、日本株を売買していた主体は超短期筋のCTAやヘッジファンドだけだったことが露呈した。
また、アルゴリズム取引の放置が要因とも言われている。手数料欲しさに外資系証券の言いなりになってきた東証の責任ともいえよう。
今週のレンジは?
中長期の投資家を呼ぶ込むには企業の経営改善努力も必要であるが誰もが公平で信用できる市場を作ることも必須である。
今週は4日立ち合いとなるが方向感の乏しい動きを想定する。
チャートでは週足で一目均衡表は三役好転を示現しており買手優勢を示唆、上値追いが期待できる。
7月以来の4万円台乗せの可能性は十分あるがやれやれ売りも控えている思われ上値は重くなりそうである。
今週は3万9000円~4万0100円を想定する。
(ハチロク)
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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