日銀が保有ETFの売却を発表
先週の日経平均は前週末比約277円高となり3週連続で週足陽線となった。
中銀ウィークであった先週はFOMCでは0.25%利下げ、日銀の金融政策決定会合では予想通りの金利据え置きとなった。
しかし同時に日銀は保有しているETFの売却を発表したため市場は大きく荒れた。
以前からこの欄で「日銀の保有するETFの出口戦略が日本株の最大の懸念材料」と指摘していたがその方針が発表された。
最大の懸念材料に日銀が初めて回答
現在日銀が保有するETFは簿価で約37兆円、時価で約80兆円である。
これを簿価ベースで約3300億円程度、時価ベースだと約7000億円程度1年を通して売却すると発表された。
市場全体の売買代金に対し売却割合は0.05%にとどまるようだが、単純計算で全て売却するには100年以上かかる。
これが現実的な出口戦略なのかどうかは別にしてポイントは日本株の最大の懸念材料であった問題に日銀が初めて回答したということだ。
安心して買える
市場は発表直後、アルゴリズム取引が「日銀、保有ETF売却」に反応し高値から1300円以上下げる場面もあったがその後内容が伝わると徐々に値を戻す展開となった。
自社株買いが活発化する今の市場ではこの程度の売却規模なら十分吸収できる状況であり逆に最大の懸念材料に道筋がついたことで安心して日本株を買うことができよう。
今週のレンジは?
「変化する日本」は相当強い。自民党の総裁選で経済成長を第一に掲げる高市早苗氏に決まれば更なる上昇も期待できよう。チャートでは6月30日の高値(4万0852円)を起点とする右肩上がりの上値抵抗線で止まる上昇サイクルが発生している。
現在の上値抵抗ラインは4万5850円処なので先週もきっちりその抵抗ラインで止まった形となった。
その後、8日から15日程度短期調整を行い上昇する25日移動平均線を待ってから再び上昇するパターンである。
このパターンに当てはめると今週は高値を更新せずもみ合い相場になる可能性は高い。
今週のレンジは4万4400円~4万5600円を想定する。
(ハチロク)
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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