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下値切り上げ型の堅調な相場展開
先週の日経平均は懸念されていた米国の中国への追加関税措置も大きな波乱の無く下値切り上げ型の堅調な相場展開であった。
しかし、売買代金が2兆円を常に割り込み本格的な「買い」が入ってきているとは思えない状況である。
チャート的には三角持ち合いが煮詰まる
チャート的には三角持ち合いが煮詰まってきているように思われる。
下値は3月26日の2万347円19銭を起点とし7月5日の2万1462円95銭を結ぶ線が下値支持ラインとして機能している。
8月16日の安値2万1871円70銭もこのラインで下げ止まっておりこの安値切り上げの抵抗ラインを維持できるかが今後も重要であろう。週末現在でこのラインは2万2000円処、この水準はボリンジャーバンドの▼2σと同じ水準である。
上値抵抗ラインは機能
一方、上値ラインは5月21日の高値2万3050円39銭を起点とし6月12日の高値2万3011円57銭を結ぶ線が上値抵抗ラインとして機能している。
7月18日の高値2万2949円32銭もこのラインで抑えられておりこのラインを抜いてくることが高値取りのサインとなろう。
仕掛け的な売りには引き続き注意
現在のこのラインは2万2850円処、この水準はボリンジャーバンドの△2σ(2万2820円処)と同水準であり、かなり重い上値抵抗ラインとなりそうである。
今週はこの抵抗ラインのレンジ内で推移すると思われるがトランプ氏の突発的な発言により相場が大きく動く可能性も高く仕掛け的な売りには引き続き注意が必要である。(ハチロク)
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