嫌気がさす離脱問題【225先物「ハチロク」の裏話】

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞
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勝手極まりない言い分

 英国のEU離脱問題にはほんとEUだけでなく世界中がいい加減にしてくれと言いたい状態になっている。
 2016年の国民投票で「離脱」を決めたのに自国に都合の悪い条件は受け入れない、そんな条件なら離脱はなしでもう一度国民投票だと勝手極まりないことを言い出す始末。
 もともとメイ首相は離脱反対派であったのに首相に担ぎあげられたためEUと離脱交渉をしてきたが離脱条件が悪いとメイ首相のせいだと議員たちは自分の責任を棚に上げて彼女を攻撃している。発展途上国での問題であればさほど大きな影響はないと思われるが金融界の中心地で起こっていることなので結果次第ではマーケットに与える影響は図りしれない。

4月は最もパフォーマンスが良い月

 でも、マーケットは色んな出来事を織り込む力がある。結果さえでればそれに対応していけるのだが結果の先送りは一番動きにくい。29日に3回目の議会採決が行われるという。
 執筆時には結果がわからないが中途半端に離脱の先送りだけは避けてもらいたいものである。
 今週より4月入り相場。アノマリーからすると4月は12か月の中で最もパフォーマンスが良い月とされている。

短期勝負に徹する

 ただ、今年に入り外国人投資家は3月の第3週まで先物は買い越しているが現物株は8週連続で売り越している。長期で日本株を買う投資家が大幅に減少しており、ヘッジファンドのような短期筋に相場が支配されている。
 英国のEU離脱問題に区切りがつくまでは「突っ込み買いの吹き値売り」で短期勝負に徹したい。今週は2万400円から2万1600円のレンジを想定する。(ハチロク)




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