潮流|証券市場新聞

日銀追加緩和の思惑も

日銀は4月1日に3月の全国企業短期経済観測調査(短観)を発表する。市場で最も関心の高い大企業・製造業の業況判断指数(DI)は2期ぶりに悪化する予想だ。
日銀は4月24~25日に金融政策決定会合を開く。経済・物価情勢の展望リポートで21年度の物価上昇率見通しが目標の2%に達しないとの見方が出ており、景況感の悪化で日銀の追加緩和の思惑が浮上し、円売りを促す可能性もある。円安に向えば225先物に買いが入り、日経平均が上昇する。

外国人は2008年以降で4月は全て買い越し

また、4月は外人投資家による現物株買いが入りやすい時期だ。過去10年間では、外国人は2008年以降で4月は全て買い越している。買越額を平均すると8824億円となる。現在、外人投資家は8週連続で売り越しており、合計の売越額は2兆円を超えている。世界的な景気減速懸念でグローバル投資家が株式から債券へ資金シフトしているようだ。

益出し一巡後に機関投資家による押し目買い

一方で商品投資顧問(CTA)など海外投機筋は、年初から先物の買い越しを続けている。海外投機筋は先物(日経225、TOPIX、225mini、ミニTOPIXの合計)を11週連続で買い越し、累計で約2兆6000億円に達した。例年のように現物の買いが入れば、株式市場を押し上げる大きな原動力となる。逆に、新年度入りすると、国内金融機関は益出し目的の売りを出す。銀行など金融機関は17年4月に2087億円、18年4月に1543億円それぞれ現物株を売り越した。今年も含み益がある株式やREITに売りを出すことが考えられる。例年は益出し売りが4月上旬に一巡すると、機関投資家による押し目買いが優勢になる。

連休明け日経平均が大幅上昇の可能性も

ただ、今年は皇位継承に伴い4月27日から10連休となる。連休中のリスクを考え、益出し売り後の買いを見送る金融機関が増えやすい。連休が近づく4月下旬には日経平均の上値は重くなりそうだ。また、米中貿易協議を巡り、4月中の合意を目指しているようだ。米中は3月28~29日に北京で、4月3日から米ワシントンで閣僚級協議を開く予定だ。4月かGW中に米中貿易問題が解決することも考えられる。その場合、海外投機筋が買いの手を強め、連休明けの日経平均が大幅上昇する。またしても国内投資家はやられてしまうことになる。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はキャンバス(4575)、サイバーステップ(3810)、ジェイテックコーポレーション(3446)。

4月1日「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。




株式情報と相場見通し

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて約1万人の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催、
ゴールドマン・サックス投信・クレディスイス投信・野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、
プロの運用担当者などを含む1万人以上の参加者を集めて実施。
コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)は日本株式市場がバブル後最安値を付けに行く最悪の環境にもかかわらず、
1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に殖やすという脅威の成績をあげ文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2ヶ月間で1億円の資金を2億1600万円に増加させ、6位入賞。
1999年12月8日にマーケットバンク設立。17年以上にわたって株式投資で安定した高パフォーマンスを継続して出すことのできる
画期的な運用手法とサービスを提供している。

2002年1月にNHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
直近では2017年1月に始まった夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
1ヶ月間で3銘柄の合計パフォーマンスを競います。最終のパフォーマンスは155%と断トツの結果。
週刊現代、週刊ポスト、夕刊フジ、ネットマネー、月刊カレントなど幅広く執筆活動を行っている。
また、個人投資家に投資情報や個別銘柄の助言業務を行っている。

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