ポジションが固まったところに売り仕掛け
先週の日経平均は前週比▼558円(▼2.4%)となった。
前回、このコーナーで指摘した通り週末に崩れる形となった。
やはり、SQ週は動きだしたら大きく動く。今回も仕掛けは木曜日の昼からである。
前場の段階でほぼSQ向けのポジションが固まったところに売り仕掛けである。
仕掛けるには最適の状況
プットの売りに対してヘッジの先物売りを誘発し相場は崩れた。もともと戻り高値圏に位置してた上に5日線を割り込み、円高に推移していたため、株価上昇には違和感はあった。
仕掛けるタイミングとしては最適の状況だったと思われる。
7月中旬にかけ2番底探りか?
金曜日にはザラ場で2万2000円台を割り込み、一時は約680円を超える下落幅だったが引けでは167円安まで戻したことは押し目買いの意欲の強さも感じ取れた。
結局、6月SQ値は2万2071円46銭で決まり週末の終値ではこれを上回っている。
しかし、新値三本足では18本続いた陽線が先週の下げで陰転し相場の調整局面入りを示唆している。
強力な各国の財政出動により相場が3月のような下落一辺倒の状況になることは考えにくいが7月の中旬にかけて2番底探りの展開に入ったと思われる。
今週の意識される下値メドは?
また、今週は米国市場でメジャーSQに相当する「クアドルプルウィッチング」を週末に迎える。先週の下落であく抜けはできてたかと思われるが相場の攪乱要因になるので注意は必要である。
今週の意識される下値メドはSQ値(2万2071円)、節目の222000円、200日移動平均線(2万1749円処)、その下は25日移動平均線となる。25日移動平均線水準では5月27日付けた窓(窓埋め2万1475円68銭)が存在するので下落時には意識されよう。
「戻り売り」で対応
上値は一目均衡表の転換線(2万2402円処)、下げ過程で発生した窓(窓埋め2万2472円91銭)、下落する5日線(2万2800円処)が意識されよう。今週は「戻り売り」で対応したい。
(ハチロク)
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