拡大する設備投資【話題のテーマと狙える銘柄】

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半導体向け新設筆頭により活発化

4月下旬からは3月期決算企業の通期決算発表がスタートするが、新年度の予想については、予想以上に強い設備投資の動向が企業業績にどこまで反映されていくかが関心を集めそうだ。財務省が先月発表した法人企業統計(速報値)では23年10-12月期の全産業(金融・保険を除く)の設備投資は06年の同四半期以来、17年ぶりの高い伸びとなっている。国家主導で推し進められている半導体製造工場の新設など設備投資に関連する企業は改めて注目したい。

自動化や効率化に絡む

23年10-12月期の設備投資に関しては市場予想の前年同期比2.8%増に対して同16.4%増と想定以上に強い伸びとなっている。4月からは時間外労働の上限規制が適用となり、人手不足はあらゆる業種で深刻化することから、自動化や効率化に絡む設備投資はより活発化することになろう。

TSMCやラピダスの国内新設が追い風

国内で設備投資が際立つのが半導体製造装置関連。台湾積体電路製造(TSMC)の九州やラピダスの北海道での工場新設などに絡んで、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、ディスコ(6146)、レーザーテック(6920)などの製造装置に絡むメーカーは更に受注を伸ばす可能性が高い。製造装置以外ではNIPPON EXPRESSホールディングス(9147)は半導体向けの物流拠点を5カ所設置することが報じられた。

ダイフクやDMG森精機

保管・搬送システムで世界トップクラスを誇るダイフクは半導体製造ラインにも力を入れており、半導体、液晶パネル製造の自動化に欠かせないクリーンルーム向けAMHSが24時間・365日、ウエハの工程間搬送を止めることなく稼働させることに威力を発揮している。
様々な製造現場で工程集約が進むなかでDMG森精機(6141)も高水準の受注残を抱えている。

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