東証の上場企業改革も追い風
東京市場では半導体大手を筆頭にバリュー銘柄の水準訂正が大きく進んだが、その一方で未だに割安に放置されている銘柄は数多く存在する。そのような中で銘柄選別のひとつの基準となるのが、PBR(株価純資産倍率)1倍割れの銘柄だ。2023年3月には東証が「PBRの是正」を要請したとの報道が話題になったが、これは厳密にいえば「資本コストや株価を意識した経営」の推進に関するお願いというのものだ。PBR1倍割れ銘柄から銘柄を選別してみたい。
資本コストや株価を意識した経営
東証が今年7月22日から企業行動規範に「IR体制の整備」を明記し、上場企業に順守を義務付けた。今回新設したIR体制の整備は、「遵守すべき事項」に当たり、規範に抵触した場合は、公表措置や違約金の対象になり得るものだが、これは資本コストや株価を意識した経営を推進する取り組みの一環だ。企業がIRを強化し割安に放置されいる銘柄の発掘が進めばBPR1割れ銘柄の水準訂正が進むことになりそうだ。
個別では?
PBR1倍割れの筆頭は0.23倍(9月26日終値)の三協立山(5932)や0.26倍(同)のツバキ・ナカシマ(6464)。三協立山は住宅用建材の採算改善で26年5月期は増益転換を見込み、ツバキ・ナカシマもセラミック球をEV向けなどに展開し25年12月期は業績回復を見込む。
加藤製作所(6390)は0.38倍で大型クレーンの拡大で25年3月期は前期比88.1%増の17億円を見込む。25年3月期の黒字転換予想で0.43倍のアキレス(5142)や0.44倍のJUKI(6440)。粗鋼生産大手のJFEホールディングス(54119は0.48倍に放置されれおり、非鉄総合首位の三菱マテリアル(5711)の0.55倍なども水準訂正余地がありそうだ。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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