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米株安受け5日ぶり反落
31日の東京市場は5日ぶり反落しました。日経平均は253円安です。長期金利の上昇を嫌気して前日の米株市場で主要株指数が揃って下落したことから、当面の利益確定売りや戻り売りに押されました。年度末で積極的な買いが手控えられるなか、米投資会社アルケゴスを巡る金融機関の損失問題も警戒され、一時下げ渋る場面はありましたが大引けにかけて押し戻されています。
景気敏感セクターに売りが広がる
メガバンクを中心に銀行の下げが目立ったほか、鉱業や海運など景気敏感セクターに売りが広がり、東証1部の値下がり銘柄数は1650と全体の75%を占めました。一方、為替が110円90銭台まで円安が進んだことで、自動車や半導体関連など輸出株の一角が高く、大型バリュー株に対する出遅れ感から新興グロース株にも買いが入り、マザーズ指数は続伸しています。
東映アニメは急反発
推奨銘柄ではダイセキ<9793>が高値圏で強い動きを見せており、東映アニメ<4816>は急反発、カプコン<9697>やアドテスト<6857>も底堅く推移しました。前場は高値更新のあと一呼吸入れて切り返してきた近鉄エクス<9375>と当面の底が入ったサイバーダイン<7779>に追撃買いを入れ、後場はNexTone<7094>と日本ホスピス<7061>の新興グロースを買い直しています。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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