利益確定売りが上値抑える
週明け8日の東京市場は続落しました。日経平均は104円安です。10月雇用統計が予想を上回ったことから前週末の米株式市場で主要3指数が揃って最高値を更新した流れを引き継ぎ買いが先行しました。ただ、3万円に接近した場面では利益確定売りが上値を抑え、先物売りを交えて下げに転じています。前引けにかけ下げ渋ったものの、後場は弱含み大引けにかけやや下げ幅を広げました。
コンセンサスに届かなければ大幅安
主要企業の決算はおおむね好調ながら、コンセンサスに届かなかったり当面の出尽し感から大幅安に売られるケースが目立ちました。後場は大手ゼネコン株が決算発表を受け売られたことが心理を冷やしています。注目のソフトバンクGの2Q決算は最終利益8割の大幅減益で市場予測も大きく下回りました。ただ、併せて発行株の14.6%にあたる2億5000万株・1兆円を上限にした自社株買いを発表しており、まずはあすの株価の反応を見守ることになります。
フルヤ金が一時S高で最高値
推奨銘柄では1Q営業益4.9倍で着地したフルヤ金<7826>が一時ストップ高まで買われ実質最高値を更新、前週末好決算ながら当面の出尽し感から急落した三井松島HD<1518>も急反発に転じ、HOYA<7741>も堅調に推移しました。きょうはフルヤ金に追撃買い、伊藤忠<8001>に打診買いを入れましたが、引き続きチェックした好決算銘柄の買い場を待ちたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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