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反落し後場やや下げ幅広げる
９日の東京市場は３日ぶりに反落しました。日経平均は４２円安です。オミクロン株への警戒感が和らぎ前日の米株市場で主要指数が上昇したものの、当面の利益確定売りや戻り売りが上値を抑えました。小高く寄り付いた後はジリ貧で下げに転じましたが、後場はＳＱを控えたポジション調整の流れや週末に米消費者物価指数の発表を控えていることも手控え要因になり、やや下げ幅を広げきょうの安値で引けています。
テーパリング前倒しは織り込み進む
もっとも、日経平均は前日までの２日間で９００円を超える上昇となっており、きょうは下値を試すと見ていましたので、むしろ底堅い動きでしょう。米ファイザーがワクチンの３回目の接種によりオミクロン株が中和される可能性があるとの試験結果を発表する一方、来週にＦＯＭＣが開催されることが手控え要因になると見られていますが、テーパリング前倒しは織り込みが進んでいると考えられ、ＳＱ明け明けをにらんで、一段の上値が期待できる銘柄を狙っていきたいと思います。
ＬＩＴＡＬＩＣＯが実質最高値
推奨銘柄はおおむね底堅く推移しており、レーザーテック<6920>は朝安のあと上昇に転じ、ＬＩＴＡＬＩＣＯ<7366>は実質最高値を更新しました。前場は売り買いとも手控え様子を見ましたが、後場は大引けにかけ締まってきた東製鉄<5423>とレーザーテックに追撃買いを入れています。
花咲 翁
提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
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