中小型グロース中心に追撃買い【正直じいさんの株で大判小判】

米株高に追随して大幅続伸

週明け３０日の東京市場は大幅に続伸しました。日経平均は５８７円高です。インフレ加速への懸念が和らぎ、前週末の米国株市場でダウが５００ドルを超える上昇、ハイテク株への買戻しも本格化したことから、市場のムードが一気に明るくなりました。日経平均は寄り付きで２万７０００円台を回復した後も買い戻しを巻き込んで上げ幅を広げています。後場は戻り売りをこなしてジリ高歩調となり、一時６２０円近くに上昇しました。

中小型グロースの上げ目立つ

プライム市場の売買代金は概算で４兆３０００億円超に膨らみ、約８５％の銘柄が上昇するほぼ全面高商状になりました。主力株を中心に中小型株にも買いが広がり、グロースＣｏｒｅの上昇率は６．４％、マザーズ指数は５％に迫り、グロースにも大幅に上昇する銘柄が目立っています。日経平均は前週まで上値の壁として意識されていた２万７０００円を上回ったことで、買いに勢いがつきました。

ひとまず流れにつく

１日に米ＩＳＭ景況感指数、週末に米５月雇用統計の発表を控え、まだ紆余曲折はあるかも知れません。ただ、相場はフシ目突破から上昇に弾みがついており、ひとまず流れにつく局面と考え、メルカリ<4385>、インソース<6200>、オキサイド<6521>、湖北工<6524>など中小型グロースを中心に追撃買いを入れました。あすからは一段の上値を試すのか、あるいは下値の堅さを確認しながら、強い銘柄を狙っていきたいと思います。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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