三役好転【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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戻り売りが尽きて買い戻しが優勢に

昨日の東京株式市場は大幅続伸となりました。5月に入り日経平均は3度、2万7000円前後で戻り売りに押さえ込まれました。昨日は寄り付きから2万7000円台で始まり、その後上値を追いかけだしました。どうやら戻り売りが尽きて売り方の買い戻しが優勢となってきたようです。

強気で押し目買える環境整う

日経平均は一目均衡表の雲上限を抜け出すとともに、転換線と基準線がゴールデンクロス。また、遅行スパンも日々線を抜け出してきており、いわゆる三役好転の買いシグナルが点灯しました。これで強気で押し目を買える環境が整いました。

リバウンド期待できる動き

30日の米国市場はメモリアルデーの祝日のため海外投資家のフォローは限られますが、ソニーやレーザーテックなど叩かれてきた銘柄にようやく13週線を回復する動きが見られだし、今後、ある程度のリバウンドが期待できる動きとなってきました。

エムスリーの下落幅に注目

この流れが続くならばそろそろエムスリー<2413>もそれなりのリバウンドが期待できないかと考えます。現在、テクニカルチャートには特に変化の兆しは伺えません。しかし、昨年1月の1万675円高値から5月12日には3520円まで下落した値幅に注目します。

相場格言に「半値八掛け二割引」

相場界では天井を付けた後下落局面に入った時に、底の水準を判断する目安とされる相場の格言に「半値八掛け二割引」というのがあります。高値×0.5×0.8×0.8=0.32で1/3程度まで下げるというものです。この計算法には特に根拠はなく、その昔大阪の薬問屋や繊維問屋で、品物が売れない時の値引きの目安にされていたと言われているようですが、その語呂の良さなどから相場でも使われ始めたとされています。

直近安値は概ね最高値の1/3

エムスリーの最高値の1万675円に対する半値八掛け二割引は3416円が計算できますが、直近安値が3520円だったことから概ね1/3となりました。また、時間関係では2018年12月安値から21年1月高値まで24カ月の上昇に対し、今月まで16カ月の下落と2/3の時間経過となり何となくキリがいいじゃないですか。

スノーピーク半分は利食い

ところで当欄で注目としたスノーピーク<7816>が昨日は一時2729円高値までありました。掲載日の寄り付きが2293円でしたから約2割値上がりしてくれました。まだ売り長状態は継続していますので更に上値期待はありますが、13週線のところまで上昇してきましたので、半分は利食いしておきたいところです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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