米株急落でリスク回避の流れ強まる
週明け13日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は836円安で2万7000円を割り込んでいます。5月CPIが予測を上回り、インフレ高進への懸念から米国株が急落したことを受け、リスク回避の流れが強まりました。時間外の米株価指数先物が下げ幅を広げたことで、後場に入ると870円超まで下落し、大引けにかけ安値圏で推移しています。
下値抵抗力を試される
135円10銭台まで円安が進んだものの、ハイテクや自動車株が軟調で、中小型グロース株の下げが目立ち、グロースCoreの下落率は6%を超え、マザーズ指数も5%に迫るきつい下げになりました。FOMCでは0.75%の利上げ、9月以降も0.5%の利上げが続くとの見方が強まっており、当面は米インフレ動向に振らされ、下値抵抗力を試されることになりそうです。
逆行高2銘柄への買いにとどめる
全般下げ止まりを待ちながら、個々に強い銘柄をチェックして出直り局面に備える方針で、きょうはフェローテックによるTOBが発表された大泉製<6618>と防衛関連で本命視される三菱重<7011>の逆行高2銘柄への買いにとどめました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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