米景気減速懸念で大幅反落
5日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は474円安で3月30日以来2万8000円台を割り込んでいます。雇用指標の悪化で景気減速懸念が強まり米国株が下落した流れを受け、一気にリスク回避に傾きました。為替が円高に振れていることも重しで、安寄りの後も下げ幅を広げ後場に入ると500円近くに下落しています。プライム市場の値下り銘柄数は1763と96%を占める全面安商状になりました。
当面上値重いが下値は限られる
米3月ADP雇用統計やISM非製造業景況指数など重要指標の発表を控え、週末7日は米国市場が休場になることから当面は上値の重い状況が続きそうです。ただ、日経平均は大幅安ながら短期的な過熱感は冷まされ、25日線では下げ止まりました。仮に米景気減速懸念が強まり、25日線を割り込んでもその下には13週線や26週線、75日線などの下値サポートラインが集中しており、下値は限られるでしょう。
Aバランスとプログリットに買い
きょうは推奨銘柄も軟調に推移しましたが、下値抵抗ゾーンでは下げ止まっています。前場は売り買いとも手控えましたが、後場は朝安の後切り返してきたAバランス<3856>、プログリット<9560>に買いを入れました。当面は全般出直りを待ちながら、強いトレンドの逆行高銘柄を狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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