日経先物9日ぶりの反落【転ばぬ先のテクニカル】

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過熱感冷ます調整入り

昨日の東京株式市場は4日ぶりに反落し、2万8000円台割れとなりました。昨日は変化日だったのですが、日経平均は窓を空けて下に放れました。3月31日~4月3日は窓を空けて上に放れ2日間高値追いしましたが、昨日、下に放れたことで今週3~4日の日足ローソク足は放れ小島のアイランドリバーサル形状となりました。昨日まで日経225先物が8連騰していただけに過熱感を冷ます調整入りということでしょう。

トラブルなければ押しは限定的

現在、日経平均の25日線が2万7740円近辺、24週線が2万7665円近辺、13週線と6カ月線が2万7450円近辺、200日線が2万7365円近辺、26週線が2万7350円近辺、12カ月線が2万7315円近辺といった具合で、主要な移動平均線が2万7300円~2万7750円に収斂しています。強力な下値支持線として意識されるため、突発的なトラブルがなければ押しは限定的でしょう。

SQ通過後急落の昨年6月と瓜二つ

今週の本紙では以下のように指摘しました。「チャート形状を眺めて気づいたことは、SQに向けて急上昇した後、SQ通過後に急落した昨年6月と瓜二つだということ。昨年は6月9日の日経平均2万8389円高値の翌日に下放れて20日には2万5520円まで急落し、その後、下値固め期間を経て8月17日の2万9222円まで上昇していきました。今回、同様の流れになるのなら、今月後半に3月高値に接近し5月には高値抜けしていくという期待が高まります」。

強気派増えると目先天井

今月後半に3月高値に接近というのが筆者の見立てであり、一昨日までの勢いならば一気に3月高値に接近してもといった見方もあったかもしれません。しかし、相場とは不思議なもので、強気派が増えると目先天井を打つものです。

外資系ビッグプレーヤーは強気ポジション

先物やオプション手口を観察すると、この数日、外資系のビッグプレーヤーは日経225先物の買い越しが目立ち、オプションでも権利行使価格2万7750円や2万8000円のプットオプションを売る一方、2万8500円や2万8750円、2万8875円のコールオプションを買うといった強気のポジションが組まれていました。

押し目は買い目線で仕掛を観察

現在、GSだけが弱気ポジションとなっている模様ですが、筆者の手元の集計では2万7300円以下でないと利益がでないポジションなので旗色は悪いと思います。先物8連騰後の押し目なので、数日は下押すか下値を固めエネルギーを貯め込む時間が必要でしょうが、この押し目は買い目線で、どこで仕掛けるか観察する局面ではないかと考えております、

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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