日銀会合の結果受け大幅反発
19日の東京市場は大幅に反発しました、日経平均は460円高で9日ぶりに3万3000円台を回復しています。前場は手控えムードが強く、前日終値をはさみ狭いゾーンでもみ合っていましたが、昼休み時間中に日銀が金融政策の現状維持を発表すると動きが一変、先物への買戻しを交えて後場寄りから300円超に上げ幅を広げ、大引けにかけ一段高で高値引けになりました。日銀会合の結果を受けて143円台後半まで進んだ円安が半導体関連などハイテク株の追い風になり、相場を押し上げています。
半導体関連が後場一段高
推奨銘柄ではレーザーテク<6920>や東京エレク<8035>、アドテスト<6857>、スクリーン<7735>をはじめ半導体関連が堅調で、後場一段高になりました。日銀会合の結果待ちで前場は売り買いとも手控えましたが、結果を受けた為替を含めた市場の反応を確認したうえで、後場は前述の半導体関連の中核銘柄のほか、JET<6228>や野村マイク<6254>、コクサイエレ<6525>、芝浦メカ<6590>、note<5243>などマークしている半導体関連・周辺銘柄や新興グロース株に買いを入れています。
植田総裁はマイナス金利早期解除を否定
引け後に行われた植田総裁の会見では緩和策の出口時期を慎重に判断する姿勢を示し、マイナス金利の早期解除を否定しました。これで円高にブレーキがかかり、年末ラリーがスタートしたと思われ、半導体関連を中心にしたグロース株で個別に噴き値局面を狙いたい考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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