高値保ち合い上放れ先高感強める【正直じいさんの株で大判小判】

米株高と日銀副総裁発言受け大幅続伸

８日の東京市場は大幅に反発しました。日経平均は７４３円高です。米国株市場ではハイテク株が強く、主要指数が揃って上昇した流れを引継ぎ買いが先行、内田日銀副総裁のハト派発言を受け、前場中盤から先物への買いを交え一気に上げ幅を広げました。８００円超上昇して１９９０年２月以来約３４年ぶりとなる３万７０００円に迫ったところからは騰勢が鈍りましたが、失速することなく高値圏引けています。ただ、アームの好業績が買い手掛かりになったソフトバンクＧや値がさ半導体関連株の上昇が指数を押し上げており、プライム市場の値上がり銘柄数は５８４と３５％強にとどまりました。

レーザーテックなど半導体関連揃って上値追い

イオンデックス主体の動きですが、日経平均は高値保ち合いを上放れ先高感を強めており、反動安があっても下値には買いが入ってくるでしょう。推奨銘柄ではレーザーテック<6920>やスクリーン<7735>、ディスコ<6146>、アドテスト<6857>の主要半導体関連銘柄が揃って大幅高で上値を追いました。前場は売り買いとも手控え様子を見ましたが、後場は今期減益ながら生成ＡＩ向け半導体モールディング装置への期待から後場上昇に転じたＴＯＷＡ<6315>に打診買いを入れています。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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