後場値を消し続落
9日の東京市場は続落しました。日経平均は128円安です。米国株市場では景気敏感株が買われダウが6日続伸しており、前日の下げの反動もあって前場はジリ高歩調で反発していました。ただ、後場寄りに200円超上昇したあとは一貫して水準を切り下げ、大引けにかけ下げに転じています。あすにオプションSQ算出を控え仕掛け的な売りが入ったようで、値がさ半導体関連株が値を消したことが指数を押し下げました。もっとも、好決算銘柄や長期金利上昇を受け金融株が買われプライム市場の値上り銘柄数は1081と6割以上を占めており、TOPIXは上昇して引けています。
好決算銘柄チェックして買い場探る
全般方向感のない動きが続いていますが、決算はおおむね好調で、高値圏にある銘柄が好内容でも利益確定売りに押されるケースはあるものの、反応も悪くありません。長期金利が小幅ながら上昇したことで、きょうは中小型グロース株に戻り売りに押される銘柄が目立ちましたが、米国では利下げ期待が再燃しており、引き続き好決算銘柄をチェックして買い場を探る考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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